屋久島のエコビレッジづくり

現代の私たちは、毎日美味しいものを食べ、冬は暖房、夏は冷房のきいた快適な家で過ごし、何不自由ない生活を送っています。しかし、テレビを付ければ、放射能汚染、自然環境の破壊、食の安全性への不安、エネルギー不足、富をめぐっての戦争などなど・・・ 私たちが日々快適に暮らしている裏では、私たちの生活を脅かす様々な問題で溢れかえっています。私たちの生活のあり方を変えていかなければ、私たちの次の世代には、自然環境は益々悪化し、食べものさえも手に入らなくなる時代がくるかもしれません。

そこで、僕たちは新たなライフスタイルを築くために、パーマカルチャーの考えをベースに自然と調和したフィールドを創っています。近年、このような社会問題を食い止めようと世界各地で持続可能な社会を築くために、エコビレッジというコミュニティが創られています。エコビレッジとは、「お互いが支え合う社会づくり」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を追い求める人々が作るコミュニティのことです。(エコビレッジ・ジャパンより抜粋)

多くの環境問題は、私たち一人ひとりが快適さを求めすぎる日々の暮らしに原因があります。これは言いかえれば一人ひとりの心の持ちようで解決できる問題だということです。今ある生活を変化させることは辛いことのように感じるかもしれません。しかし、自然の恵みに寄り添った暮らしにシフトしていくことは、体力と創造力と感性が鍛えられ、実は充実していて健康的で楽しいものです。日々の暮らしをもっと楽しいものにリノベーションしていく。それが結果的に地球に優しくなっていたら素敵なことだなと思っています。