Aperuy(あぺるい)とはアイヌ語で「火が灯(とも)る」という意味です。私たちは心に火をともしながら、夢や希望をつかむ旅をしてます。
この心の火が勢いよく燃えているとき、子どもも大人も活き活きと素敵な表情になっていきます。そして、それは伝染して他者をも元気にしていきます。しかし、心の火がくすぶってしまうと自分だけじゃなく他者にとっても煙たい存在になってしまう。屋久島に住み着いてから、多くの子どもたちや旅人さんたちが自然のなかでみるみると元気になっていくシーンに出会ってきました。

自然は人の心身を元気にする不思議な力をもっていると僕らは確信しています。私たちが考えている自然とは、森や海といったフィールドだけではなく、島で育った野菜や魚、そしてこの島でたくましく生きている人々も含まれています。世界に誇る大自然が残る屋久島のそんな自然たちにふれることで多くの人たちの心に元気な火が灯ってほしい。そんな感動体験をいっしょに共有したい。そんな思いで、自然に寄り添った「もう一つのリゾート〜Yakushima Organic Resort〜」づくりをしています。

屋久島の自然の中で腹ペコになるまでたっぷり遊んで、島の食材をつかった料理を食べ、澄んだ空気をたっぷり吸い込み、満点の星空を見ながら安らかに眠る。屋久島ではこのシンプルな時間の過ごし方がたまらなく心地いいです。
遊ぶ・食べる・休む
この3つの質とバランスが絶妙だと。その旅はたまらなく心地のよい時間になっていきます。どれか一つでも残念なことになってしまうと、旅が台無しになってしまうこと、たくさん目にしてきました。なので、アペルイではガイドとゲストハウスを有機的にミックスさせて旅をコーディネートすることで、それが可能になると考えています。

屋久島で自然に寄り添って3つを大切にしながら暮らしていると毎日幸福感を感じて平和に生きることができます。しかし世界は今、自然環境破壊、貧困問題、戦争といった心地よくないニュースばかり。自然に包まれ、他者と感動を共有できたときの心地のよい時間を持続していくためには、大切な行動が今の時代求められているように思います。それは、
地球の平和のために自分にできることを「行動に起こす」ということ
Think globally Act locally

アペルイではパーマカルチャー(永続可能な農法)をベースに私たち人間にパワーを与えて続けてくれている自然を破壊しないライフスタイルを目指しています。そのために自分たちの価値観や染みついてしまった習慣を楽しみながら変化させ続けています。自然を壊さないライフスタイルにチェンジしながら、多くの方と一緒に自然で遊び、笑い、食べ、心安らかになれる「場」を創造しながら、みなさまのお越しをお待ちしています。

本来のリゾートって
屋久島には、ゴージャスな施設と都会的なサービスでは味わえない心地よさが存在していて、都会から移住者が絶えない島となっています。主流の観光では体感できない現地の人たちが楽しんでる「もう一つの(alternative)」リゾート。アペルイは、そこを提供するリゾート地です。
リゾートとは、「再び」を意味する "re" と、フランス語の「出かける」という意味を持つ "sortir" の略である "sort" が合わさった単語で、「何度も通う場所」という意味が本意です。

バブル期の1987年に制定されたリゾート法によって、日本のリゾートの定義がなされたといわれています。その法で、国民が多様な余暇活動を楽しめる場として適用を受けた施設が、ゴルフ場、スキー場、マリーナ、リゾートホテルといった大型施設でした。プールやスパ、ゲームセンターなどを有する単体の総合施設をリゾートと呼ぶのは、日本独自の「拡大解釈」である。とウィキペディアには書かれています。

本来のリゾートの意である多くの人が何度も気軽に通いたくなるような場。今の時代、それは、小規模で、自然を破壊しない調和的で持続可能なライフスタイルに基づいていなければと思っています。

パーマカルチャーをベースに、薪暮らし、米づくり、無農薬の野菜作り、廃材と自杉を使った家づくり、塩づくり、廃油を利用した天ぷらカーの使用、養鶏、ヤギ放牧、ガイド、森のようちえん、フリースクール、ゲストハウスと多岐の分野を有機的にミックスさせて、多くの人の心にワクワクした火が灯るような場を創造中です。
