核家族で育った僕は、家族優先の価値観のもと自己中心的な自我をこれまで築き上げてきたように思います。そして、その価値観の中で生まれた夢を、自分で作り上げてしまった壁によって自ら阻み、核家族では実現できないという現実を生み出してきました。
人は群れをなして生きる生きものだと、海外の旅人の受け入れを始めてから、人間という生きもの認識が僕の中で大きく変わってきています。
家づくりに、農作業に、森のようちえんに、カフェに、ガイドに。とても核家族ではなし得ない事業をアペルイでは仲間と回しています。
世界のみんなと一緒に暮らしを作り上げることで、核家族では到底なしえない幸せを享受する快感を味う毎日です。また、親がしてやれる以上の体験を、みんなが子どもたちに与えてくれています。
夏にはゲストハウスが完成予定ですが、絶妙なタイミングで、その管理人を希望する仲間と、その宿のロゴマークのギフトが。
屋久島に来て、自分が思い描いていた夢とは、全く異なる「もう一つ」の大いなる流れの存在を感じることがあります。自我を超えた先に流れているガイヤの一部としての自分の役割があることに気づかされる日々の中で、出会った人々にたまらない愛情の念を抱いてしまいます。きっと、人との出会いは、この星で生きる最もエキサティングな魅力なんだと思います。
夢はなお広がりをみせ、新たな地球家族がアペルイのもとに集まってきています。これからも世界中の地球家族が、ここにワクワクの風を吹かせ、アペルイの風土を形作ってゆくとこでしょう。
この星は誠に面白いっ!