自由な楽校9時間目は、親の未熟さを知る授業。
小学校が休校になって、一番嬉しかったことは子どもとの距離がグッと近くなったこと。その効果の原因を考えてみると
いっしょに冒険しながら遊んだことが、子どもたちの心にとても大きな作用をもたらしていたんだと思います。
普段の親は、いつもテキパキ仕事をしていて、力持ちで、お酒飲んで態度デカくて。
でも、子どもと一緒になって、岩登りしていると少し恥ずかしいことですが
怖くて動けなくなったり
失敗して落ちたり
これはとてもできないと弱音をはいたり
「父ちゃんも意外とヘッポコだなあ」
なんて思われたかもしれないな。笑
でも、普段見せない真剣な顔で挑戦してる姿も見せることができた。
何回も失敗した岩に登れた時、歓喜の雄叫びをあげたこともあった。
「おー、父ちゃんも子どものようにあんな無邪気な喜び方するんだ」
いっしょに冒険してると、親はそれほど大した存在じゃない、僕らといっしょで発展途上なんだ。そう思ってくれたことによって、親という高めのランクから少しレベルが下がって友達に近い存在になれたのかもしれません。
大人も皆 君と同じように不完全の発展途上なんだよ
いつも踏み出す勇気がなくて震えているんだ
でもね 君たちが何度も失敗しながらも挑戦してる姿をみていて
自分も心に湧いた思いをどうしても叶えたくなって
登り続けられているんだよ ビクビクしながらだけどね
君たちから冒険する勇気をもらっているんだ 実は
できないと決めつけて登らないでいると
怠惰と不安の暗黒の世界がおしよせてくるぞ
そっち側に浸かってしまったら引きずり込まれるぞ
そこではひとはみな光り輝けないんだ
だから明日も友に冒険しよう
できないと思い込んでたあの岩が登れたんだから
きっとあれもできる
その先に大きな喜びがあることを教えてもらったよね
自然で遊ぶことから
自然は最高品質の楽校だ
この写真は島の友達カズからプレゼントされたもので、僕の大切なものがすべて詰め込まれて表現されてある嫉妬するぐらいすばらしい写真。
ビクビクして腰がひけてる自分
それを見守ってくれてる(茶化してる?笑)仲間と息子
海 岩 太陽
それさえあれば、僕はいつでもハッピー!
〜投稿後記〜
いよいよ屋久島でもコロナウイルスによる町内放送が。
「屋久島でもいつ感染してもおかしくない状態です。外出などする際は気をつけてください。」
「なお、小学校は4月6日より、開校します。」
「入学式に参加される方は、マスクを着用してください。」
え〜、感染が危ないっていっておきながら、子どもたちを集団感染させる可能性がある教室に通わせるの。安倍総理のマスク2枚宣言といい、
何かなあ。。。ブツブツ。
アメリカやイタリアなど各国で死者が鰻登りで増加している中、日本もその軌跡を追うように死者数が上がっています。4月1日には屋久島より辺境?の沖永良部でも感染者が。屋久島でいまだちらほら見かける観光客。屋久島に潜在的に感染者がいる可能性は否定できない状態にまできたなと直感してます。
明日から子どもたち学校かあ。親の複雑な思いとは裏腹に、長男はかなり学校行くのが楽しみな様子。次男坊は、行きたくな〜いという単純明快な異なる反応。笑
ファンキーな時代になってきたなあ。正直、子ども学校行かせるべきか悩みます。ニューヨークでの状況を知ると、Stay Home が今はとても大切だと思ってます。
しかし、小学校が始まるので、自由な楽校の投稿はひとまず今日で最終回とします。まだまだ伝えたいことはあるのですが。
親が教え込む教育は一方的で、思いや愛情も一方通行になりがち。親と子が共に学び合って、育っていく「共」育をこれからもしていこうと思ってます。