先月のお産の体験シェア会からもうすぐで1ヶ月。
あの時の参加者のキラキラした顔と、参加者からいただいた感想を聞いて、これは定期的に開催して、こういう場をひとつの文化にしていきたい!という想いが湧き上がりました。
この会を企画しようと思った当初は、
「産ませてもらうのではなく、自分で産むことを意識して欲しい」
「誰と産むか、どこで産むかは、お腹の赤ちゃんとお母さんが選択できる」
ということを共有したい、という想いでした。
私自身のお産の経験と、そこから感じたことが、これからお産を迎える女性たちの手助けになれば、と。
でも、シェア会を企画した、友人のしのはらせいこさんと、さおちんSaori Akuzawa と振り返りをしているうちに、
お産が一番大切ということではなく、
女性の営みである、初潮、結婚、妊娠、出産、子育て、閉経、それらすべてが、毎月の月経の上に成り立っていて、すべてがつながっているとことに気づきました。
月経を大切にすることは、
自分の心の声を聴き、大切に想い、自分を愛すること。
すべての女性が、命のみなもとである月経に意識を向け、ありのままの自分を愛することで、パートナーへ、子どもへ、他者へ、地球へと、愛の循環が生まれる気がしています。
でも、妊娠するまでの私は、
「生理*なんて面倒くさい!」
「生理のせいで、男性と同じように動けない」
「女は損してる!」
と思っていました。
*生理とは、生物が生きて行くために起こる体の現象や機能すべてを指し、女性の生理現象として月経も含まれるため、月経=生理と呼ばれるようになったそうです。
そのため、月経痛があれば薬を飲み、絶対漏れないと謳われる使い捨てナプキンを使い、憂鬱だと思いながらもそんな気持ちを隠すように動いたり飲みに行ったりしていました。
月経を理由に休むなんて格好悪い、弱い、そんなことで差をつけられたくない、と、周りの目を気にして月経の度に不安になる気持ちにムチを打つように過ごしていました。
今なら、その不安は女性ホルモンによるものだったと思えるのですが、何も知らない学生の頃の私は、不安な感情を持つ自分自身を否定し続けていました。
そんな私が、自分の体を大切にしなきゃ、と思えたのは、お腹に赤ちゃんができたからでした。
ひとりの時は出来なかったのに、赤ちゃんがお腹に来た途端に、私の思考は大きく変わったのです。
(私のお産の話はこちら)
でも、今なら思います。
初潮を迎えた中学の頃から月経を大切に想い、心の声に意識を向けて過ごしていたら、産後、ホルモンによって起こる自分の体の変化をありのまま受け止め、もっと自分を大切に出来ていただろうな、と。
産後鬱、とまでは言いませんが、コントロールできない感情の波に焦り、悲しみ、目の前の生まれたばかりの我が子のことを一番に考えられない自分を責めたりもしました。
それは、毎月の月経の度に心の声を無視し続けてきて小さくも積み重なってきた、生き方の現れでした。
今は、月経の大切さを知り、自分の心の声に意識を向けるようになり、
家族のため、必要としてくれている人のため、と意識が外に向いていた頃よりも、もっともっと気持ちが軽くなり、私に起こる感情をありのまま受け止められるようになりました。
すると、子どもたちの奇想天外な感情にイライラすることが減りますます愛おしくなり、これまでネガティブに捉えがちだった夫からの言葉も素直に受け入れられるようになり、いろんなことに感謝の感情が湧くようになってきました。
まだまだ、積み重ねてきた生き方の癖が完全になくなったわけではありませんが、自分の変化を実感すればするほど、自分自身を好きになってきているのを感じます。
だから、
子どもから大人まで、たくさんの女性に月経の大切さを知ってもらい、自分を大切にすることで開かれる世界を感じて欲しい。
そんな想いから、先月のシェア会に引き続き、以下の講座を開催します。
『月経講座 〜“いまここの”の私とつながる〜』
日時 10月26日(月) 13:00〜16:00
場所 アペルイ
※詳細は、fbのイベントページに投稿します!
今回は、島民向けオフラインのイベントになります。
オンライン講座は、日程が決まり次第お知らせします。
すべての人が自分らしく輝き、愛に溢れた世界になることを願って✨