すっかり新年の挨拶を忘れて日々を過ごしていましたが、先日16日に長男の10歳の誕生日を迎えて、今年が始まったなあと実感しています。
今年の春からなんとかスタートさせたいゲストハウスと棚田再生プロジェクトの2大企画の下準備と、ガイド会社の事務仕事、農園の維持管理で、毎日夢中で過ごしていて、挨拶が遅れてしまった次第です。
もうすっかり長男の写真を撮る機会がなくなってしまいましたが、今年の1発目はコウヘイに登場してもらいます。
「誕生日は自分で唐揚げを作ってみたい」
普段、魚以外の肉は食べない野菜中心の我が家。子供たちにとって肉料理は特別で、3人の子供たちはみんな大好き。
薪を小さく割って
カマドに火をつけて
鶏肉にコロモをつけて
油が温まってきたら鶏肉を鍋に
油の温度が下がらないように薪をくべながら
できたてをつまみ食いしながら
家族5人分の唐揚げを自分の誕生日なのに作ってくれた
火加減の難しい薪料理はガス料理と違ってやることがたくさんあって大変なのだけど、テキパキこなせるようになっていた。そんな姿に、なぜかウルウル。
僕らは、長男坊が妻のお腹にいる状態で屋久島に移住してきたので、アペルイは長男と同時スタートでトキを歩んでいます。
自然に負荷のかからない暮らしを!と意気込んでやってきた屋久島で、廃材建築に、畑に、養鶏に、薪暮らしに、ガイド会社運営に、森のようちえんに、初めてのことをたくさん試してみた10年でした。頓挫したものももちろんたくさんありましたが、研ぎ澄まされてきたものもこの10年で確実に蓄積されてきていて、手応えを感じています。コウヘイの唐揚げづくりのように。
唐揚げを食べた後、0歳の頃のコウヘイの写真を久しぶりに家族で見ました。
この10年、楽しい準備期間だったなあ。さあ、ようやく本番の始まりだ!そんな気分で、今年がスタートしているアペルイです。
今年もよろしくお願いします!