2019年10月半ばに植えたブロッコリーは、とても成長が良かったです。しかし、虫がついたので、除去する必要があるほど。11月にも2回目の苗を植えたのですが、こちらは成長はあんまりでしが、虫はつかず。 キャベツや白菜も今年同様の結果でした。虫が元気な気温の時に植えた方が野菜たちにもいいけど、虫食いを嫌って気温が落ちて虫の活性が落ちてから植えると、野菜の成長が悪くなってしまう。
ん〜、農はやっぱ楽しいっ!
10月半ばに植えたブロッコリーは屋久島だと1月に花が咲き始めます。2020年1月22日撮影。
昨日、ブロッコリーの畑の横を耕していると、メジロがブロッコリーの密生した花の中に入っていきました。花粉を食べていたのか、花自体を食べていたのかよくわかりませんでしたが、何とも美しい風景でした。やっぱり、カメラは布団に入るまで手放しちゃいけませんね。一期一会のチャンスを逃しました。
ブロッコリーは、山の奥地まで行って高山植物を見る気が失せてしまうほどの何とも美しい花を咲かせてくれます。人は美しさに見惚れているだけですが、ブロッコリーたちはこれから、次の世代の種を残す作業をはじめています。
ブロッコリーの種取りは、雨の多い春と重なるので屋久島ではなかなか難しいですが、今年はうまくとれるかな。
野菜を自給する行為は、もちろん主は食べるためなのだけれど、モコモコとした照葉樹林のような造形美や、花の可憐な美しさに感動したり、メジロの食事になっていたり、翌年の種をとれる収穫の楽しみもたらしてくれたり。たくさんの幸福感を農民に与えてくれます。
野菜は、人に食べられるためだけに存在しているわけではない。
この摂理を実感できる暮らしが、僕の心をとても豊かなものにしてくれています。