朝日が眩しいほどさしこむ清々しい朝、目が覚めると玄関の方でトントン、不軽快な音が。アユミが薪を割る音とは少し違うなあ。 「何つくってんの?」 無愛想に「・・・剣。」 トントン。黙々と。夢の中。 誰教えることもなく、大人たちが木で杭を作っているのを観察して、「何か」ひらめいたのだろう。思いを形にしようと夢中になっている時、きっと人は最幸の学びをしてる。